ミンソサメインスキル出力①:対属性リスク

 今回は攻バフ、攻デバフについてです。防御バフデバフに関してはまた評価軸が変わってくるので別の項で書きます。また、これからの記述では、物理前衛は20個物理武器、魔法前衛は20個魔法武器を装備しているという前提で考えます(その前提を満たせないギルドに関しては、とにかく両面武器を積む事を念頭に置くと良いかと)。



 攻撃バフ、デバフの評価ですが、味方前衛、敵前衛の物理魔法構成で決まってきます。 

 まず、単純な出力期待値では、1-2体武器 > 2体 > 1体 です。

 この為、特に貢献度だけを出したいのなら、1-2体武器をひたすら積めば良いという事になりますが、実際に味方に効率的なバフをするとなると必ずしもそうとはなりません。以下のリスク要因で前衛に効くバフは減少します。


 リスクファクター
 対属性リスク:物攻バフデバフが魔法前衛に飛ぶ、または魔攻バフデバフが物理前衛に飛ぶ
 減衰リスク:攻バフが10以上の味方にバフが飛ぶ(効果半減)
 死亡リスク:バフは生存している前衛にしか飛ばないので、バフしたい前衛が死んでいる時にバフが飛ばないリスク、4人死亡時に本来2体に飛ぶはずの武器が1体にしか飛ばない
 後衛リスク:何らかの理由で前に出ている後衛にバフデバフが飛ぶリスク(魔書神魔で楽器しかない時など)
 ダウントレンド:1-2体を何回振っても1体にしか届かない(確率の暴力)


 スキルそれ自体の出力と、実際に前衛の攻撃力(ダメージ)に寄与する出力は違います。どれだけ味方前衛と敵前衛に効果がある出力(実効値)があるか、を考えるのがミンソサに取っては重要です。以下では

 【実効値】
 味方前衛の与ダメージ、敵前衛からの被ダメージに直接寄与するバフデバフ出力量

 と定義します。


 対属性リスク(無リスク両面武器 vs リスク武器)

例えば、振った物攻バフ武器が2体に飛んだ時、1体はタゲをしているので物理前衛に届きます(100%実効)が、もう1体に関しては誰に飛ぶか分かりません。

 物理前衛3、魔法前衛2の時に2確物攻バフを物理前衛に打った場合、もう1体に飛ぶ物攻バフが物理前衛に飛ぶ確率は 2/4 =1/2 です。


 つまり
 2体とも物理に当たる → 実効100%(確率1/2)
 1体魔法に当たる   → 実効50%(確率1/2)

 となり、物攻バフ2確の期待値は全出力の75%となります。

一方、両面2確だと、誰に当たっても目的の攻バフは上がるので実効は100%です。
 実効を比較すると次のようになります。


 両面2確攻バフ 0.60 x 2 x 100% = 1.20
 片面2確攻バフ 0.66 x 2 x 75% = 0.99

 両面1確の攻撃バフが0.96なので、物3魔2に対する2確物攻バフは1確両面攻バフとほぼ同じまで出力が落ちるという結果が出ます。


 片面攻バフスキルは両面攻バフスキルの出力に比べて高々10%程度しか高くない為(※1)、味方が混成の場合、ほぼ全ての局面で実効は

 両面攻バフスキル > 片面攻バフスキル

 となります。


(※1):物理(魔法)片面スキルの物理出力は、両面スキルの物理(魔法)出力の110%以下です。特に1~2体対象のL武器の場合、全ての局面で、両面スキルの物理(魔法)出力 ≧ 片面物理(魔法)出力となります(なんやねんこの仕様)。


 物理、魔法染めによる片面スキルの有効活用

 片面スキルは殆どの場合で両面スキルより弱いですが、例外として、味方が物理か魔法に染めている時があります。2体目が対属性に当たり、無駄打ちというケースがない為、片面スキルの出力の高さをフルに活かす事ができるためです。染めギルドの強みは片面スキル、攻防スキルをフルに活用する事で、効率的なバフをすることができる所にあります(勿論効率的にデバフされるのでその弱点も認識する必要があります)。染めギルドの強み弱みについては、枷鎖、破魔の項で書く予定です。


 攻撃デバフについて(相手ギルドの構成読み)

 攻撃バフについては味方ギルドの構成がギルメンにも分かるので、出力を意識さえすれば比較的容易に組めます。(前衛はどういう構成で行くか必ずギルチャなどで伝えましょう)。ただし、攻撃デバフに関してはそうではありません。相手の物魔構成は、通常やってみるまで分からないからです。


 前述の通り、ほとんどの場合で、両面スキル>片面スキルなので、相手の物魔比率が全く分からないというのであれば、とにかく両面スキルを積んでリスクを最低限にする装備の組み方が強くなります。しかし、大抵の場合両面スキルが足りない、埋められても魔力供給という弱補助スキルが入ってしまう傾向にあります。

 殆どの場合、相手の物魔構成を読む必要が出てきます。方法としては

 ・その日の神魔による読み(物魔両面できる人は強い神魔武器の方に合わせて来る)
 ・相手のパラメーター読み(見せ装備、コンボ剣パラメーター、フレンド登録→モノガタリ装備からの推定など)
 ・Twitter、他SNS、discordでの情報収集


 などがあります。案外消耗する分野で自分は正直得意ではありませんでしたのでこの項については書かないと思います(対物、対魔、対混成で装備作る方が楽という話もあります)。


 相手ギルドの情報収集が出そろったら、ソーサラーはこんな感じで組み立てていくといいかと思います(あくまで一例)



 (場合によっては第1を無視して、第2に焦点を合わせる戦略もあります)

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